そうだっ!

奏馬くんに
このテスト見せよう!


奏馬くんのおかげで
初めてこんな点数とったよって

そう言って
君を喜ばせたい。



でも…………



「…何組なのかな??」



席に着いて一人呟く私。


でも私は
ピンとひらめいた。



第2会議室へ行けば
奏馬くんに会えるんじゃないかって……

また、来てくれるんじゃないかって……


私は淡い期待を抱いていた。




他に行く宛もないし……



私は
放課後、第2会議室へ行くことにした。


辛い現実を
知るとも知らずに…………