私は大きすぎる溜め息を溢した。 奏馬くんって…… どんな人が好みなのかな? 可愛い系? それとも美人? はたまた熟女好き!!? 考えたら考えるだけ 分かんないよ―――。 「あっ! 羽瀬くん来たよ♪」 廊下にたまっていた女の子が 騒ぎ出した。 その先には 眠たそうに欠伸をする奏馬くん。 「「おはよー!!!」」 女の子は一斉に奏馬くんに 挨拶をした。 「あ、おはよう」 それに気づいて 軽く笑みを浮かべて手を振る奏馬くん……。