「ええ〜!お前椎茸好きだったじゃねぇか?ちっちぇー頃、喜んで俺の分までパクパクパクパク」
「……あれは、お前が嫌いな椎茸をまだ疑う事を知らない純真な俺の皿に入れてただけだ!」
この人、人を怒らせる天才かしら?
さっきから紗衣くんの逆鱗に触れまくってる……。
その時、
バーン!
教会の扉がこれでもかというくらい勢いよく開いた。
「紅愛、早くこんな気分の悪い所から出るんだ」
「紫杏!?」
あーあ、ばれちゃった。
紫杏に話したら反対されるって分かってたから、秘密にしておくつもりだったのに……。
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