「ここで誓いたかったんだ」 あたしを見上げる美しい瞳。 「初めて会った時から君しか目に入らない。だからもう神に祈るのは止めた」 紗依くんそれって…… 「君に俺の全てを捧げるから、君の全てを俺にちょうだい?」 なんだかプロポーズみたいだわ……と思った。 そうしたら答えは決まっている。 「……はい」