「く、紅愛……その、ランチBOXの中の、…斬新な、物体はなんだい?」 心なしか顔を歪めた紫杏がお弁当箱の中身を遠巻きに見ている。 寝間着にガウンを羽織って手には新聞とティーカップ。 清々しい1日の始まりに普段立つことのないキッチンで張り切るあたし。 「レバニラ弁当よ!不和紗衣に食べさせるの」 我ながら上手く出来た♪