「いいの。素性をばらされたくないし、何より血を提供してくれるんだもの。彼は敵じゃないわ」 どのみち人間の命は短い上に彼は私に血を(無理やり)捧げるんだもの。 その命が長えるはずもない。 そんな訳で今日も…… 「……んっ……」 保健室に響く吐息と 甘い血の香り…… そして 「……そこまでーー!!」 保健医の怒鳴り声……