いつものように迎えの車に乗ると俺以外に誰もいなかった。 「菅原、なんで俺だけ??」 「はい、涼也様。恭也様は生徒会のお仕事、翔也様はお友達とお約束があるとのことで。唯様は前のお家にお荷物を取りに行かれました。」 へぇ─。 唯の家、見てみたいな。 「菅原、俺も唯の家行く。」 「かしこまりました、では行き先を唯様のお家に。」 なんか楽しみだ。 唯ん家どんなんだろ。