「唯、俺のこと覚えてる?」 名前を呼ばれて、胸がドキッと高鳴った。 あたしのこと覚えててくれた。 「忘れるわけないですよ、だってあたしはずっと……」 あなたは私に近づき、そっと指で優しく唇に触れて話を遮った。