俺は唯ちゃんを追い掛けて体育倉庫に来た。 そこに俯きながら唯ちゃんは座っていた。 「……唯ちゃん。」 近寄ると唯ちゃんの涙をすするのが聞こえた。 「…ヒック、ヒック。」 俺は唯ちゃんの前にしゃがみこんだ。 「…唯ちゃん、気づいちゃったね。」