「……最低」 唯はそういって駆け出した。 俺は唯におもいっきり平手打ちされていた。 すっげぇ痛かったけど、そんなことより唯を追い掛けた。 ひでぇこと言った 誤解された ちゃんと謝らなきゃ 気持ち伝えなきゃ そう思って、必死に追い掛けた。 見つけたと思ったら、すでに 兄貴が唯を慰めていた。 俺はその場から離れた。