夢だよ。これは夢だよ。

伯人があたしを好き何てないもん。

これは夢何だよ。

そうあたしは自分に言い聞かす。

でも…それでも…
嬉しい。嬉しいよ。

それでも
嬉しいんだ。

寝ているのに
あたしの瞳からは涙が零れる。

そしてゆっくりあたしは目を開いた。

「麗ちゃん?」

あたしが目を開くとそこには伯人がいた。

あたしが
会いたくて…会いたくて…会いたくて仕方がなかった伯人がいた。

だけど会いたくなかった伯人。

記憶が無くなるほど強く思い過ぎた伯人がいたんだ。