「どうしたんですか?」 アタシのそんな態度に気づいたのか迎えに来てくれた女性がアタシに尋ねる。 「あ、いえ、なんでもないです。 …大阪にいるのにこうして社内にいると東京にいるのかわからないって感じで…」 適当なことを言って誤魔化す。 「それ、わかります。 私も東京本社へ行ったときはそんな感じです」 そう言って彼女は笑う。