「地元に彼女がいるらしくてその彼女も同じなんだって。
大阪の人間って食い倒れって言われるだけにみんな食べること大好きなのか?
って聞いたら俺らはたぶん、とくべつ、って笑ってた」


「とくべつ?」


「そう。
その「俺らはたぶん、とくべつ」
ってその言葉が羨ましくて…いつか…」

途中まで言いかけて彼は言葉を止める。


「仲がいいのね、
そのふたりは…」


「年内に改めて求婚するって言ってた」


「へー…、
幸せになれるといいね」



宮垣くんがそっと笑う。

そしてアタシも笑みを返す。