「俺はやさしくもないからどうしていいかわからなかったんだと思う」


宮垣くんはじゅうぶんに。

彼なりにアタシを助けようとしてくれていたんだ。


「…そうだ、
こないだ自分の部署に戻ったとき、
大阪からきてる奴がいたんだけどね。
とりあえず今回は一週間で…」

突然思い出したようにさっきよりも明るいトーンの声で話す。


「この秋からずっとこっちになるらしくて。
まあなんか真面目なんだけど面白い奴なんだ」


「?…」