「…一番最初に会ったとき俺、
薬師さんのこと知ってるって言っただろ?」

ぽつりと話し始める。


「あ、うん」


「あれ、
前々から和水チーフに薬師さんのこと聞いてたからなんだ」


和水チーフがアタシのことを…?

木漏れ日が差し込み、
時々眩しくて目を細めながら彼の話を聞く。


「同じグループにとても頼りになる女の子がいるっていつも言ってた。
だからそのあと和水チーフと薬師さんが一緒にいるところを見て
ああ、多分、あの子のことなんだろうなって思った」


そう言って彼はペットボトルのキャップを開けて一口水を飲む。

アタシはうつむきもらったペットボトルを見つめる。

木漏れ日のせいでまぶしい光が反射してキラキラしている。