でも。

なぜだか、
彼の声を聞いていたら、

なんだろう、

この気持ち。

涙が落ちそうになり慌ててハンカチで目頭をおさえ、
彼に聞いた。

「…仕事は?」


「だから言ったろ?
気になるから。
抜けてきた」

少し怒ったように言う彼。


「ごめんなさい」

思わず謝るアタシ。



そしてまだ顔色の悪かったアタシに彼は木陰のベンチに座って待っているように言った。