「もう、 大丈夫だから…」 今日、行かなくちゃ。 お葬式。 「ごめん、 今日は午後休取ってるからどうしても午前は仕事しないと…」 「大丈夫か?」 そんな彼の言葉にうなずき、 髪を整え、 靴を履く。 「ちょっとボランティアが一緒のひとで…。 身内で不幸があってお葬式に…」 さっきも感じていたけれどいつも彼と一緒にいるときは恐怖と憎悪と、 そんな感情でいっぱいになるのに。 やはり不思議とそんな想いはなかった。