「…もう、いいから。
ここからはアタシが自分でなんとかするから…」
昼から何時間も一緒にこうして座っていて再び口を開いたのは何時間ぶりだろう。
「……」
それでも彼は何も答えない。
仕事ははかどっている。
はじめはいつ終わるのかなんて思っていたけれど。
このミスもおそらく明日にはフォローできるだろう。
こんなに早くできたのは彼が手伝ってくれたから。
欲しいと思った資料は手の届くところに用意してあり、
もう少し詳しいデータを作ろうと思ったら彼がすでに作ってくれていたり。
突然、彼は言った。
「…和水チーフと寝たのか?」
顔をあげることもなく。

