………まただ。 またこの顔…なんでこんなに…。 なんか引っ掛かるんだよな…。 この子……………もしかして……。 「………それじゃあ、私はこれで」 彼女はペこりと小さく頭を下げると、俺とは反対方向に歩いていった。 ………しょうがない…。 「………ちょっと待って。…君の名前は?」 「っ、み…水野…亜稀です」 「…じゃあ、水野ちゃん」 俺は彼女の細い腕を掴むと、強引にある場所に向かった。 「ごめんだけど…俺について来て」 「…え…えぇ!?」