────所かわって、日付もかわって。
「ってわけで説明しやがれ、馬鹿所長」
「バカショチョウ!?
馬に鹿とかけて、所長とときます。その心は?」
「山に帰れ」
「ぶっ!
淳一、なかなか上手いこと言うようになったじゃねーか。
さすが、所長代理! 口が上手い男は、賢い奴が多いからなハッハハ!」
ハッハハじゃねーよ!
ノーパンノーブラのチャイナドレス姿の女を説き伏せて、なんとか上陸するまでに俺がどれだけの苦労をしたかわかるのか?
昨夜からマンションにも帰れずに、一睡もしないで、この女をここまで連れてきたんだぞ。
「それで、そちらの女性はどちら様でしょうか?」
俺たちと対峙している所長と所長秘書のユカリさんは、女をジーッと見つめた。