「引っ張ったら痛かった…夢じゃないんだね」 っと言いながら、壱子の頬を撫でている俺の手に、壱子の手が重なる そして壱子は、顔を赤く染めながら、真っ直ぐ俺を見て言った 「じゃ、双葉くん…私を、あなたの彼女にして下さい」 真剣な顔で、嬉しいことを言ってくれる壱子 そんなこと言わなくったって俺の答えは… 「勿論です。むしろ、壱子以外の子を彼女にする気なんてないよ」 俺のその言葉を聞くと、壱子が嬉しそうに笑った