壱子は、その後も何度か抵抗を示すが… 結局、俺に抱えられながら保健室まで行くことになった 「ん、着いた。はい、座って」 保健室に着き、壱子を近くのベッドに座らせる 保健医は不在 仕方がないので、勝手に消毒薬、湿布などを拝借する 「靴下脱いで?手当てするから」 「自分でやるよ…?」 「いいから」 俺が少し強めに言うと、壱子は諦めて靴下を脱いだ すると、見えた足首は少し腫れていた 「痛かったら言って」 「…うん」 それだけ、忠告すると手当てを始めた