それはまだ、双葉くんに勉強を見てもらっていた、ほんの数日前のこと 


私は、隣のクラスの女の子達に呼び出された


その中心にいる子は、ブランド物を身に付けた、私とは正反対の女の子

名前はたしか、加賀蘭子(カガランコ)


それ以外の女の子は名前は知らない


「あの…何?」


呼び出されたのは、呼び出しの定番…体育館裏


「あなたさ、赤沼くんに勉強教わってるんだってね?」


私が聞いてるのに、質問返しをされた

でも、逆らわない…
怖いから…


「うん」


私が頷くと、加賀さんは鼻で笑いながら言った


「赤沼くん バカな貴女みたいな人と一緒にいるから、成績落ちたのかもね?」


え…?