「分かったろ?こいつが花散り…、葛葉涼だ」



土方さんは苛立って殺気を放つ私の逆鱗に触れないように、私を3人に紹介した。



「そ、そうか。俺は永倉新八だ」



私の逆鱗に触れたのが永倉さん。



「原田左之助だ。よろしくな、涼」



背の高い人が原田さん。



「藤堂平助、仲良くしてくれよな!」



小柄な青年が藤堂さん。



「葛葉涼です。よろしくお願いします」



私がお辞儀をして顔を上げると、3人は笑みを浮かべていた。



まるで、歓迎する、と言っているようだった。