「左之さんに新ぱっつぁん…、これはどういう事だよ」 平助は訳が分からず、混乱している。 そりゃあ、混乱するよな…。 以前、同士だった奴を俺達は暗殺したんだからな。 「平助、新選組に戻って来い」 「えっ…」 「皆、お前を待ってんだよ。俺も新八も土方さんも…。涼なんて、お前が離隊してからずっとお前の事を心配してたぜ」 あん時の涼の心配のしようは今思い出すだけでも、凄かった。 毎日、怪我して無いかとか、風邪引いてないかとか、同じ事ばかり言っていたな。