「土方さん。その接待、私にも手伝わせてください」
「何だと?」
「伊東さんは私の踊りを見たいとおっしゃっていました。だから、見せてあげたいんです」
伊東さんの為だけじゃない。
これは同士討ちという苦しみを味わう土方さん達を癒そうという思いもある。
「良いだろう…。ただ、邪魔はするなよ…」
「はい」
「土方さん、僕は何をやるんですか?」
「総司、お前は寝てろ。源さん、こいつをしっかり見張っててくれ」
「はいよ」
沖田さんは何もさせてもらえない事と監視付きというのが気に食わないらしく、むんつけてしまった。
私は土方さん達と伊東さんの接待をする事になった為、接待に向けて、踊りの練習をした。



