記憶の桜 -栄枯幻世-

【涼】


平助君達が抜けてから新選組は、西本願寺の坊主達が建てた不動堂村屯所に屯所を移した。




あれから半年以上経った今も、彼らとは1度も会っていない。




「寒くなって来たなぁ…」




「そうですねぇ…」



私は永倉さん達と落ち葉を集め、焼き芋をしていた。




冷たくなった指先を温めていると、土方さんが現れた。




しまった…、今は隊務中だ。




それなのにも関わらず、焼き芋をしていたなんてばれたら、確実に大目玉だ。