「紹介しよう。こちらは先日から新選組の参謀になった伊東甲子太郎さん。そして、こちらが土方副長の小姓の葛葉涼君だ」 伊東甲子太郎さん…。 中性的な顔立ちで綺麗だけど、何を考えてるか読めない人だ。 「葛葉涼です。よろしくお願いします」 「伊東甲子太郎です。こちらこそよろしくお願いしますわ」 すると、伊東さんはじっと私の顔を見て来る。