記憶の桜 -栄枯幻世-



「ゆりぃいいぃぃい!!!!」




私は彼女に駆け寄り、血まみれの身体を抱き起こした。




「実につまんねぇな、白百合」



低い声と共に闇の中から人が現れた。




「てめぇは尾崎清太郎!」




ゆりの身体を貫いたのはあの男、尾崎だった。




奴の姿に土方さん達は刀を抜く。




「ふん。白百合と違って、お前は実に面白いな、涼」




尾崎は気色悪い笑みを浮かべると、再び闇に消えた。