記憶の桜 -栄枯幻世-



私は斎藤さんの手を借り、立ち上がると、白百合さんの所に行く。




「彼女を離してあげてください」




「でも…」




「大丈夫です」




沖田さん達は不服そうに白百合さんの腕の拘束を解いた。




彼女はその場にしゃがみ、私を睨みつけて来る。




「私は仇討ちの為だけに花散り鬼になった」




奴が憎くて、殺してやりたくて…。