記憶の桜 -栄枯幻世-

【涼】


双子の姉である白百合さん…。




彼女の過去を聞いて、分かった事がある。




白百合さんが家族の仇である事、私が彼女の人生を狂わせた事。




「それで私の憎しみは一度、晴れた…。それなのに…、あんたが土方さんの隣に現れたからっ!」




白百合さんが迫って来る。




距離を取ろうとするが、すぐ後ろは木だ。




「彼を島原で見かけて、一目惚れしたの。でも、相手は新選組副長…、私には手の届かない存在だった…。なのに、何故途中で現れたあんたが…っ!」