記憶の桜 -栄枯幻世-



「涼ね、剣舞と日舞、両方踊れるの」




涼は無邪気な笑顔で笑った。




そこの言葉通り、涼は7つとは思えない程、美しい剣舞と日舞を披露した。




踊り終えると、父は涼を抱き上げ、優しそうな笑みを浮かべながら、頭を撫でる。




「涼、上手かったぞ!さすが、俺の娘だ」




「あら、私の娘だから上手なのよ」




母も愁を抱きながら、父に負けじと涼の額に自分のそれを当て、笑った。




私も2人の子供なのに…。




私はいらない子なの…?