記憶の桜 -栄枯幻世-



そんな7つになったある日。




私は養父母に連れられ、葛葉本家に来ていた。




本家とあって、親戚やらお弟子さん達やら、かなりの人が集まっている。




そこで同い年の双子の妹、涼と2歳下の弟、愁を見かけた。




2人共、私が姉弟だという事は知らない。




「涼ちゃん、踊ってみて」




「どっちを踊る?」




その言葉に親戚中が驚いた。