頭上から低い声がする。 この声は…。 「土方さん…?」 顔を上げた先には、目元をうっすら赤く染めた土方さんがいた。 「何で、そんな格好してんだ?」 「私にも分かりません…」 彼の問いに、私はふて腐れたように答えた。 私も好きでこんな格好してる訳じゃない。