「依頼料は高いですよ」 「……、クッ」 やはり彼女は彼女だった。 欲しい言葉をくれ、自分をいつも安心させてくれる。 ――もうずっと、このままでいたい。 彼女と寄り添いたいと思うも、できないことを知っているため、一時の幸福に浸る。 カルツが無防備に眠れるのは彼女の前だけであった。 ただの一度も、カルツは彼女以外で安心感を覚えず。 彼女もまた、無防備に寝てしまうほどカルツに心を許しているのだろう。