翌日。
彼が来たので聞いた。
「猫はどうしましたか」
「埋めてきた」
「そうですか……」
予想はしていた。
猫の罪はミナナを傷つけたという大罪らしく、生き埋めにされたんだろう。
なんとも可哀想なと思うが、すぐに霧散した。
何せ、猫といた時間は短い。感情移入などできるわけがない。
両者共々、良心の呵責がないために、特に深い思い入れはなかった。でなければ、殺し屋などやらない。
殺したから死んだ、それだけのことであり。
「もう拾ってこないでください」
「そうする」
「……」
「てて、なんで叩いたの」
「後味が悪かったから……」
ぽつりとした呟きは消える。
良心の呵責はないが、今宵は夢見が悪いだろうと外を見た。


