「はあ……」
なんだか疲れがわいて、ミナナは椅子にぐったりと座り込んだ。
「病院とか行った方がいいのでは?」
「刺されたならまだしも、撃たれたとかになると害悪が深く事情聴取してくるから行きたくない」
「もう勝手にしてくださいと言いたいですが、なんでこっちに来るんですか」
「会いたかったから」
「弾が体に残ったまま来ないでくださいよ」
「たまには傷ついた俺も見せようかと。――ああ、うん。かなりいい結果を得た」
痛みは嬉しさで飛んでいるのか、朗らかに彼は笑う。
「ミナナも動揺するほど心配するのなら、こうして傷を作るのもいいなぁ。右腕切断とかしてきたら、ミナナが俺のために泣いてくれるかもしれない」


