ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて



【猫被りではなく、獅子被り】


「ふざけるなよ。現金一括だ。殺したあとにローンがきくと思っているとは、脆弱な頭だな。

脆弱ついでにその頭を家畜に食わせてやろうか。ああ、いや、そう決めた。

明後日あたりに迎えにいってやろう。その時までに払わなければ、貴様の顛末は最悪なものになると知れ。

公開殺人ショーの道具として、死ぬまで貴様を使ってやろうか、なあ、害悪?

以上だ。次、電話してきたら、貴様の息子を売ってやるから」


声音が低い。
一通り喋り、彼はケータイを閉じた。


はあ、とため息をつきながら、ミナナにすがりつく。


「疲れた……」


「お疲れさまです」


労いの言葉は出したが、心からではないため、ずいぶんと冷たかった。