あとはイミリアと会話せずに、ミナナは寝ようかと思ったが――扉が開いた。
「ずいぶんと早いですね」
買い物に行ったはずの彼がいた。時間もさることながら、何かを買い物したという形跡――つまりは彼の手に荷物はなかった。
「終わったって、さっき連絡が来たから」
「……、早いですね」
何のことかと間があったが、クルースニクの用事が終わったということだと知る。
「行くぞ。クルースニクが会いたがっているし、いつまでもミナナの部屋にいるな」
「あなたが連れてきたんでしょうに……」
理不尽に当たり前だが何も言わないイミリアは、椅子から立つ。
そうして、何かを思いついたようにメモ帳に何かを書いて、それを彼に見せないようにミナナに渡した。


