『私の住む場所』
と書いたが、イミリアは二重線を引いて。
『兄さんと同じ匂いだから好き』
その文を見せた。
――彼女はクルースニクを愛しているんだろうなぁ。
とそれだけで思えた。
抱き締められた時に感じる温もりと匂い。
それが落ち着き好きだと言えて、それに近いものを自然と好きになる。
火薬や硝煙、血だろうと構わない。それが“その人”に繋がるからこそ嫌な気分は味あわないのだろう。
小さなこぶりの花でもたくさん集まったような、繊細な華やかさらしく微笑むイミリアはとても幸せそうだった。
愛されていると感じて、また自分も愛していると相思相愛を噛み締め、幸せで――ミナナにとって、その笑顔が自然(綺麗)すぎて、眩しく思えた。


