「……は?」
読み間違いではないことを三度確認した。
「名前気に入らないって、あなたと同じじゃないからってことで?」
頷かれた。
――ますますあの人よりだなぁ。
前に『ミナナと言う名前以外は汚い』とか言っていたのを思い出す。
しかもかその上を行く同じ名前がいいと“変えたほど”だ。筋金入りの愛情でも持っているのだろう。
「よく同じ名前で一緒に生活できるね」
『実際にはやっぱりややこしいからって、私に近い名前にしたんだ』
「それが賢明だと思うよ」
クルースニクの名前であり、イミリアに近い名前を知りたいと思うも、残虐王の名を知るなどやぶ蛇な気がしてミナナは聞かなかった。


