「分かりました。何日、預かるんですか」
「内部調査だからね、はっきりとした日付は分からないけど、すぐに終わると思うよ。何せ、あのクルースニクだから」
そこで微かに女が顔を俯けたのをミナナは見たが、彼が前に立つので一瞬だけだった。
「無益な殺しはせず、無情な殺害、無機質たる拷問であり、人の心を切り刻むような悪手。
あいつがわざわざ自分から、内部を調べ尽くすのも相当にキレているみたいだね。
ああ、そうだ。俺だって我慢ならない。俺の愛する人を“売ろうとした害悪”が、のうのうと息をしているだなんて」
「まるで……見てきたような言い種ですね」
「あいつは俺と同じ人種な気がしたから。きっと同じことすると思う。噂からしても、その拷問景を見たものが三日三晩食事を吐いてしまうような残虐ぶりだからね、すぐにカタはつくさ」


