しかもか貸しを作る相手が大きい。
クルースニクは会ったことがないので何とも言えないが、“あの吸血鬼(殺し屋)”に貸しを作ると思うだけでずいぶんと希少価値があると思った。
くわえて、マフィア勢力。どこかでヘマをし、警察なりに捕まろうともある程度の“助け船”を出してくれるだろう。
今の世、そうしてこの国。政治をしきるのに善者に混じって裏手がいるものだ。
マフィアをパトロンとしている奴だっているし、それがハイスピード成長をするマフィアならば貸しを作り、これを気に同盟でも結べばかなりの収穫に見えた。
もっとも、狭い中で動くミナナにしたらどれも“もし”がつくことで、一生にそれらに貸しを返されるかはしれないが――切り札は無駄でも手札にいれて置くものだ。


