「で?なんで私の部屋に連れてきたんですか」
今までから、彼があの女を預かった経緯は分かったが、わざわざここに連れてきた理解できなかった。
嫉妬したミナナが見たかった、なんて出たら殴ろうと拳を密かに握る。
「害悪と二人っきりなんてイヤだから」
グーがパーになった。
「どんな理由ですか。あなたが受けた頼み――依頼なんですから、一人でやってくださいよ」
「いや、俺も頑張ろうとした。実際、預かったのは昨日だ。でも……でもね、気持ち悪くて」
「あなた、男ですよね……」
少なくともあの女と二人っきりというシチュエーションは、男なら夢でも見たいと思えそうなものだが、彼は頭を振る。


