「仕事でね。しばらく預かれって言われてさ」
「殺し以外の仕事もやるんですか、あなたは」
「貸しを作っておきたいんだ。個人的にも、組織的にも」
「話が見えませんね」
「マフィア飼われでもない、ただの小規模組織を後ろ楯に付けているだけじゃ、楽にできることもできなくてさ。
今後の“仕事”が効率的に進むためのアイテム収集みたいなもの」
それが“貸し”らしい。
裏舞台の仕事。
しかもか殺し屋となれば、様々な糧が必要になるだろう。
武器やら弾薬やら。情報網やら、仲介人やら。
遠方にも行く彼ともなれば、偽造パスポート等の偽造証明も必要になる、それを彼一人で作るとなると骨が折れるし、身分詐称国籍という規格外をなせるのも“上の計らい”がなければなしえない。


