ミナナのへそ付近で腕が組まれ、彼の顔が背中に当たる。鼻息がかかり、熱く感じた。
まったくと思いながら、飲み途中の赤ワインを注ぐ。
一口飲みながら、そう言えば、名前見てなかったとラベルを見る。
先ほど飲んだのは彼の解説曰く、ブルゴーニュ、ボルドー。それぞれ、ワインの王、ワインの女王など呼ばれる有名どころ。白とロゼも飲んだが、ミナナにとっては赤ワインが好みだった。
特に、今飲んでいるこれがかなりおいしい。
カクテルよりもワイン。そのワインでダントツだった。
――嗜好品だけど、こんなに美味しいなら。
買ってもいいかなぁとミナナが新たな趣味を見つけそうになる。


