「介抱が必要なのはあなたじゃないんですか。洗面器、持ってきます?」
「ミナナ」
「はいはい。抱きつかないで横になってくださいよ」
「熱いね。俺が近くにいるから、火照っちゃった?」
「アルコール飲んだあなた自身が熱いだけですから、それ」
「あー、ミナナ。俺のために二人になってくれたんだね」
「ついに視界にまで影響出ましたか……」
「んー、二人か。満足させるには二十回ぐらいしなきゃ」
「一回でいいです。そうして今日はやりません。ほら、寝て」
「ミナナは大胆だな。俺をへなへなにしたいからって分身するなんて」
「寝て起きたら戻ることを信じてますよ」
彼のグラスを床に置いて、寝かせた。
だが、まだ寝ないらしく、横になりながらもミナナの腰に腕を回す。


