次に、ジン・トニックを飲ませた。ここで彼がおや?と思い始める。
普通に飲み干してけろりとしていた彼女。ジン・トニックのあとに名前が面白いとブラディ・メアリーと何とも人を選ぶ赤いカクテルを飲み干した。
おやおやおや?と彼が更にいぶかしむ間に、ミナナは次の缶を手にとった。
ラスティ・ネイル、ウィスキーベースの甘口ながらも度数が40度のものだ。
それをちびちびと。しかしながら、ジュースでも飲むかのように。からんと空になった缶を、まだ飲み足りないとした目をしたミナナには我が目を疑ったものだ。
カクテルが底をついたので次にワイン。今はその段階だが。
「赤も白もロゼも、みんな飲み干すんだね」
顔色を変えないミナナがその言葉に初めて眉を動かした。


