そんな彼の体、詳しくは二の腕にある変化があった。
「タトゥーですか?」
「昨日やってもらった」
ずいぶんと目立つタトゥーだった。
タトゥーと言えば黒と思っていたミナナだが、彼のものはカラーつき。
青空をそのまま持ってきたようにずいぶんと鮮やかに爽やかに見えた。
「バラですよね」
「そうそう」
花弁が幾重にも重なった花はバラでしかない。創作物らしく、現実に咲いているバラより美しく思えた。
――青バラねぇ。
花弁が青。
スカイブルーはおおよそバラには見ないが、不思議と合っていた。
大きな青バラからはトゲがある茎が生えている、まっすぐにではなくくねくねと蛇のようにのらりくらりな茎は、ある文字を絡ませていた。


