ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて



――動いた。


と、ここで反応があった。


熟睡から浅い睡眠に変わったか、自動されたように舌が入ってきた物を受け入れた。


カルツの舌に応えるではなく、なぞるように。のっそりとした動きでも、彼女が反応してくれたことが嬉しいカルツは調子に乗る。


自分の息を人工呼吸のように一度だけ彼女の口に大きく吐いた。


ただ単に息が荒げてしまっただけでもあるが。


今ので確実に吸っただろう。確認要らずの確定事項は無視し、カルツは行為を続ける。


これには流石に彼女も起きた。


ぼんやりーとまだ夢か現実か分からない眼に色はない。


ただ舌だけは変わらず動く。


「カ、ル……」


ようやく現実と分かったあとに名を呼ぼうとした彼女だったが、蠢く物に小さく身動ぎをしてしまった。